2022年3月27日(日)「ツール・ド・しものせき」が開催されました。
コロナ禍で全国各地の様々なイベント中止が続く中、開催されたこのイベントは「第15回 ツール・ド・しものせき2021」。2022年の開催ですが、2021年に準備されたものだったため、2021となっています。15回は変わりませんものね。
去年の開催はコロナのため開催間近に中止となりました。国全体がすべての活動を自粛させていた頃です。
2年半のコロナの影響で、やっとの開催。
どんなイベントになっていたのか詳しく記しておきたいと思います。
開催まで
受付までの事前準備は、自転車検査証をもらうこと、健康チェックシートを2週間前から記入しておくこと、装備の準備、参加確認証の署名、医療用抗原検査キットのチェックがありました。
自転車検査証はサイクルショップなどで受ける必要がありますが、メンテナンスは、日頃から夫がやってくれるのでうちの行きつけのお店はありません。ショップによっては購入した自転車しか見ないという所も多くて(見るけどお値段が高いとか)困りました。結果、快く引き受けてくれた「フリーライド」さんに持って行って見ていただきました。
フリーライドさんに行ったついでに、残り一つになっていたサングラス(女性用幅狭)がぴったりフィットしたので即買い!ラッキーでした\(^o^)/(お店にとってもね)
コロナ禍での大きな違いは「医療用抗原検査キット」が入っていたこと!
受付の24時間以内(3月25日9時以降)に各自で検査をして、健康チェックシートの該当欄にチェックを入れる事になっていました。
とはいえ、この結果を画像で見せるとかもないので、本当の意味での確認はできないわけですが、ここのところは性善説でということでしょうね。
ほぼほぼ家で過ごすことが多いからコロナにどこでかかる?と思いましたが、どこでかかるかわからないというので、ちょっと結果が出るまで緊張しました。
もちろん”陰性”だったので、大手を振って参加です(´∀`*)
開催前日
受付は大会前日のみしか行われず、土曜日の9時〜19時に受付をしなくてはいけませんでした。土曜日は夕方まで仕事だったので、受付時間に間に合うようにバタバタ出かけることになりました。
当日受付がなかったので、土曜仕事の方は参加したくても考えてしまいますね。
受付は自転車検査証、健康チェックシート、参加引換券を持っていき、ゼッケンと参加賞をいただきました。抽選会では「スマホシールラップ」が当たりました!
今回は下関で宿泊することにしたので、受付後メイン会場や駐車場の下見に行きました。
天気がどんどん悪くなり、風がかなりひどく気温も低くて最悪な空模様。明日もこんな状況ならば、かなりしんどいことになりそうです。
開催当日
昨日の雨風は止み、青空が戻ってホッとしました。
朝6時にメイン会場近くの安岡小学校の駐車場に行きました。予想外に車が少なくてラッキーでした。
とはいえ、自転車の準備をしていたら、あっという間にいっぱいになりましたが・・・
スタートまで(安岡地区公園)
メイン会場の公園は、昨日の雨で地面はビチョビチョ。
自転車のブレーキが砂を噛んでしまったり、ビンディングの人は砂を噛んでしまって上手くはまらなくなったりで、地面の砂には困りました。以前の会場が良かったな。
男性が参加者のほとんどなので、お手洗いは男性の列が必ずできます。
女子は並ぶことは殆どありません。
珍しい光景です。
今回は120キロのロングコースのみ。ショートカット関門で制限時間に間に合わなかったら100キロちょっとのコースになります。
第1クループは、めっちゃ速い人たちのグループです。
私は第2グループで参加しました。第3グループになると、出発時間が一番遅いので関門に引っかかる可能性が大になるのでやめました。
開会式後、スタートまで、声の素敵なアナウンサーの方のインタビューがあり、私もインタビューを受けました。女性は少ないので目立つのでしょうね? ヘルメットにサングラス、サングラスの下から首までマスクもしてるので年がバレません( ´,_ゝ`)プッ
第1グループから、4名一組に出発。私たちがスタートした時は8時30分頃でした。
豊浦エイド(室津ヨットハーバー)
スタートしておよそ15.5キロ。
このエイドでは、川棚温泉まんじゅう、バナナ、ちくわ、塩飴、飲み物をいただきました。
バナナにまんじゅうは、すぐに力になる感じ!
まだまだ先は長いので、焦らず慌てずにしっかり栄養補給をしてからスタートしました。
豊浦エイドを後にして走っていると、沿道にはたくさんの応援して下さる方々!とてもエネルギーがもらえます。応援って本当に力をいただくんですよ〜有り難いですね。
ちびっこ達にはどう見えているのでしょうね?興味を持ってもらったらなお嬉しいですね。孫と一緒に走るのも今の私の目標!
豊北エイド(土井ヶ浜弥生パーク)
海沿いをひたすら北上して豊北エイドに到着。
海を見ながら、海風に吹かれながら走るのは本当に気持ちいい!!
ただ、気がつけば私がトレインの先頭!?
しかも誰も交代してくれない・・・ただ乗りはいけませんよ〜やっぱり交代しないとね。先頭のキツさはわかるでしょ?
エイドは、参加者でごった返すこともなく
ちょうどいい感じでした。
豊北エイド入り口。通過チェックの看板が見えました。
10時44分着。まあまあいい感じです。
豊北エイドのオリジナルフードは、二見まんじゅう、わかめおにぎり、青海苔羊羹。塩味と甘さが染み渡ります。
エネルギーを過剰(笑)に補給し、角島に向け出発!
角島サイクルエイド
角島手前は、ギュギュっと詰まった坂道でしんどかった。
登り坂は、歩いたほうが速いくらいの遅さです。平坦では追い越して行っても、登り坂で必ず追い越されます。ただ、しんどい思いをした後に景色を眺めるのは気持ちいいものです。
角島エイドはイベント以外の人出も多くて駐車場もいっぱいだったので、写真を一枚取って早々に出発。
角島を出てすぐは、気持ちのいい下り。
登った後のここの下りは最高!
でも。。。下ったらまた登りがあるのはサイクリストあるあるです。
下りのあとの上りはきつかった。足回らん!
豊田エイド(みのりの丘農業公園)
ちょっとした峠を越えた後は緩やかな登り基調の田舎道になります。
でも、時々現れる激坂は距離は短いものの10%位あるところもあって、押して登る人もちらほら。
私も歩くくらいの、(いやもっと遅いかも)速さで必死に漕ぎました。
やっとたどり着いたエイドに入るところでちょっと登らせるのはじつにいやらしい!(笑)
みのりの丘の豊田エイドに到着したのは1時過ぎでした。
こちらのオリジナルフードは、そばとアイス。どちらも体中の細胞がざわざわするほどおいしかった !!梨カステラもめっちゃ美味しかった!
ここまで80キロ。半分超えたと思ったらまた元気がでます。さあ残りも頑張るよ〜
膝の調子が怪しくなってきたので、救護ブースで、サロンパススプレーをしてもらいました。名前と年齢を聞かれて答えたら、めっちゃ驚かれてこちらも驚きました。まだまだ気持ちは若いのよ(´∀`*)ウフフ
リタイアの手続きをしている人もちらほら。 ここまででOK!として後はバスに乗ってメイン会場に帰る人もいます。無理は禁物ですからね。
菊川エイド(菊川総合支所駐車場)
みのりの丘を出てすぐ、追い越す車から身を乗り出して「〇〇さーーーん!がんばってーーーーーー!!!」と声をかけられてまたもやびっくり!(@_@)
みのりの丘でサロンパススプレーでお話したスタッフさんですね!!きっと。
びっくりしたけど元気をもらうのよね・・・応援の声って!! 有り難いです( ;∀;)
その後、みのりの丘から気持ちよく下り、菊川の市街地が近くなると平坦な田舎道を走ります。
出発から97.5キロ
菊川エイドのオリジナルフードは、そうめん、田部っこクッキー、ヨーグルト。
さっきそばを食べたばかりで、もう入らない・・・ヨーグルトをいただきました。クッキーはポッケに入れて途中で食べようっと。
菊川エイドでかなりゆっくりしていたので、サイクルスタンドの自転車をみたら閑散となっていて焦りました。(汗) 30分強で足切りやん!!
菊川を出てから、県道34号線を進みます。緩いけどだらだら登る道が9km続きます。
交通量は多いし、轍はあるし、残った体力を地味にでも確実に削られていく感じです。
約6kmほど走ったところに内日セルフィエイドがありましたが、反対車線にあり、わざわざ信号を渡って立ち寄る元気もなかったので、そのままスルーしました。
内日セルフエイドの関門時間16時!
あと24分で関門じゃん!!
やばーい(汗)菊川でゆっくりしすぎた!!
0~4%前後の登りがダラダラ続くのでケイデンスを保つなんてことは当然無理で、ただひたすら、ゴールするまで足をつかずに漕ぐことしか考えずにいました。
下りがないのはほんとにしんどい!!
県道34号線を何とか登りきったところで、最後の関門、深坂峠に備えてダムのそばの遊歩道で束の間の給水タイムを取りました。疲れたぁ。
ダムを周回したところで県道34号線の反対車線側に方向転換し、いよいよ深坂峠(みさかとうげ)です。最後の力を振り絞って登りました。最後のダメ押しの急坂です。
「あとすこし〜あとすこし〜」と自らを鼓舞しながら歩くスピードより遅いくらいで(時速5キロ?)、漕ぎ続けました。
すでに漕ぐのをやめて押している人も結構いました。
わずか1キロほどの深坂峠ですが、足は回りませんがやっとの思いで登りました。後で夫に言われたけど、私はタコ踊りをしていたそう。夫は私のあまりの遅さにしびれを切らして追い越していきましたが、私があっという間に視界から消えてしまったので、押して登ってるんじゃないかと思ったらしいです(。>﹏<。)
下りにある最後の深坂エイド。せっかくの下り坂なのに立ち止まるなんてもったいない!
なのでスルー 自然の森公園から先も豪快に下ります!!
下るために登ってきたのよぉ〜急に復活する私です。
ゴール
ゴール近くになると、すでにゴールして会場から帰路につく人たちとすれ違うようになりました。
「あと少し!がんばって」と声をかけてくれて最後の力が出てきます。
この坂を越えたら、坂の向こうはゴールの会場です。
前の方を抜きたい!抜くぞーー
あとひと踏ん張りです!
4時半頃にゴールしました。制限時間にかかることなく、今回も足はつかない!完走する!は成し遂げました!!
長らく運動もストレッチも何もやってなかったけれど、無事に走れてホッとしました。
会場にはまだバイクも有り、まだまだ私達の後にゴールする方もいてちょっと安心しました。
完走証をもらってツール・ド・しものせきが終わりました。
イベントを終えて
今回私は2回めの「ツール・ド・しものせき」夫は3回目でした。
最初の参加の時は、雨の中ミニベロで出場しました。その時漕いでも漕いでもロードバイクに越されるのが悔しくて、その後すぐにロードバイクを買ったという思い出のあるイベントです。
今回はコロナ禍で、自転車に乗ることも全く叶わず事前に乗ったのは2年半ぶりたった2回のみ。年齢を考えると体力の衰えが心配で、はたして完走できるかどうか不安でもありましたが、エイドを楽しみながらぼちぼち走ろうということで、休憩時間1時間半+走った時間6時間半かかって完走できました!
今回のイベントの参加者は次の通り。
80代の男性が3名、70代の女性もいます。私はまだまだでした。
みなさんすばらしいです!!見習わなければですね。
客観的な数字はとても参考にも励みにもなります。
イベントの後いつも思いますが、完走者数や完走率などデーターが見てみたいですね。年代別とかもあればもっと嬉しいですよね。ざっくりでいいのでスタッフさんネットに上げてくれないかなぁ。
最後になりましたが、コロナ禍での開催で、このイベントに関わったスタッフの皆さんはじめ沢山の皆様、本当にお疲れさまでした。 イベント開催までたどり着くのには大変な労力とジレンマがあったかと思います。エイドでの皆さんのご接待、道々で応援してくださった沢山の方々のおかげでとても気持ちよく楽しく完走することができました。
また参加したいと思います。どうもありがとうございました。疲れたけど楽しかった!!
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