今年の正月、初めて母と妹が我が家で過ごした時「旅行に行きたいね」という話題になったのが始まりでした。
これまでいろんなところに旅行に行っていた母が、行ったことのない(見たことのない)所でどこかいいところはないかな?と旅行会社のツアーを探したところ、「雪の大谷」が目につきました。1度見てみたいと思っていたところで、4人とも見たことがないのがわかり即決しました!!
しかし、足が悪くなった母がこのルートをはたして歩いていけるのかと心配です。いろいろ考えた結果持ち運びのできる車いすを手配することに。妹の仕事柄、その辺の知識があったので手配をお願いしました。
5月連休明けの3泊4日、4人(母・妹・夫・私)で行こうと、元日にパッケージツアーを予約したわけです!
2泊3日いいも悪いも含めてなかなか体験できない旅行となりました。
福岡空港

空港集合時間が7時55分。
自宅から4人で車で出かけて、有料駐車場に車を預けて空港まで連れて行ってくれる所にしました。有料駐車場も集合時間の30分前には来るようにとあったので自宅は6時10分に出発。
楽しみな時は目覚ましが鳴る前にちゃんと起きれるから不思議なものです。
車いすは事前に借りていたものを持って行ったのですが、空港の手続きもとてもスムーズでありがたいことばかりでした。
搭乗手続きも先にさせていただいたうえ、係の方が車いすを飛行機のドア近くまで押していってくださいました。飛行機の席も広めの前の席にしてくれて、降りる時も人がはけた後スムーズに手際よく対応してくれました。
福岡空港での対応は素晴らしいサービスでした。
中部国際空港から「ひるがの高原」
8時55発のANAに乗って中部国際空港に10時10分に到着しました。あっという間のフライトでした。
こちらの空港でも福岡空港と同様に車いすの対応を十分にしていただきました。ありがたいですね。
中部国際空港に着いたときは小雨も降っていてあいにくの雨。42人のツアー客で1台の貸し切りバスでこれから3日間動きます。


高速を通って北上を続け「ひるがの高原」に着いたのは13時前でした。
高速に乗っている間もしとしと雨で、高原に着くまで車窓からの景色はどんよりで遠くは見えず、高原が近くなるころは真っ白で何も見えない最悪の天候でした。
外は肌寒いし本当に残念!!

お昼ご飯はここで各自自由にを食べることになっていました。朝空港でパンを食べただけだったのでおなかぺこぺこです。こちらの名物「けいちゃんうどん」をいただきました。けいちゃん=鶏肉で中部地方の塩分濃い目のうどんでした。

赤かぶの里
お昼ご飯を頂いて上高地に行く途中、岐阜県高山市にある国道158号線沿いの土産店・レストランでトイレ休憩。
バスツアーなどの団体向けの店のようです。
特に買い物をするのもトイレに行くのも必要なかったので、母とバスの中に残ってバスからの景色を眺めて過ごしました。
バスが止まるたびに、運転手さんが車いすを出して待ってくれるのでありがたいやら申し訳ないやらでした。
雨はやんだようで、なんとか上高地では降りませんようにと祈るばかりです。



上高地までの車窓からの風景

標高が高い所を通っているのがわかります。
遠くの山には雪?これはスキー場?
九州とは確かに違う山の景色です。



雨が止んだので遠くの山々もはっきり見えるようになりました!!このまま天気がもちますように!
5月なのに山は冬のようです。
上高地
午後3時半ごろ到着しました。
約1時間の散策予定で、①大正池ホテル②帝国ホテル③バスターミナル(終点・集合場所)の希望の場所で下車し、予定の時間までにバスに戻るようにということでした。
私たちは③までいき、車いすを押しながらゆっくり楽しむことにしました。
女性3人組の私と同世代の参加者は①でさっそく降りていきました。楽しそう! 半分ほどの人たちは②で降りていきました。





バスターミナルまでにすれ違ったバスはほとんど(もしやすべて?)インバウンドの人だらけ!


過去に一度来たことのある上高地ですが、梓川の水量が増えている感じでした。水量がある割に水が濁っていません。上流だから?茶色くなっていないのが不思議な感じです。
以前来た時と季節が違うのもあるけれど雪の残る穂高岳も印象が違いました。前は緑がきれいでさわやかな印象で、キャンプとかしたら気持ちいいだろうなと思いましたが、雪が残る山は見るだけで十分です。あの場所でテントを張るなんて想像もつかない景色です。
それにしても、ここはどこ?と思うほど日本語は聞こえない…中国語と韓国語だらけの上高地になっているのには驚きましたΣ(゚Д゚)


駐車場に着いたときはどんよりしていましたが、穂高岳の方向へ行く頃は山の稜線がきれいに見えてラッキーでした。太陽の光が差す瞬間はとてもきれいな景色でした。

かっぱ橋を渡ったところにある「TROIS CINQ」(トワサンク)のカフェのリンゴのメニューに食いついた妹が、さっそく並んで「リンゴソフト」を買ってきました!
夕食が入らなくなるからと一口もらったけど、めっちゃおいしくてビックリΣ(´∀`;)


上高地のお店は夕方4時に閉まる所が多くて、お土産を買うのも焦りました。さっきのリンゴソフトも食べ始めたころシャッターが下ろされました。
人気店は並んでいる間に閉店になりそうです。時間に余裕が必要ですね。

そうそう、買い物中中国人の女性にしつこく何度も話しかけられて意味不明でした。お土産のお菓子がおいしいのか?と聞いていたようなのでいいよ!と言った後も着いて回られて、にこやかに満面の笑みで話しかけてきたけど、あれは何?めっちゃ気に入られたみたい…?

あとで知った情報ですが、かっぱ橋付近と駐車場辺りはライブカメラがYouTubeで24時間配信されています。たまには覗いてみるのも楽しそうです。
大正池
大正4年の焼岳の噴火で、泥流が梓川をせき止めてできた大正池。バスの中からの見学でしたが、白樺と雪山と静かな水面の池がここだけの景色を作っていて見とれれしまいました。




ホテル(立山プリンスホテル)へ
大町市の「立山プリンスホテル」に到着したのは夜7時過ぎでした。
夕食
部屋に荷物を置いてすぐに夕食会場へ行き夕食をいただきました。会場が手すりのない階段を下りらなくてはいけない所だったのは、足の悪い母を連れているのでとても困りました。



クラフトビール3種飲み比べを頂きながら(別料金)、土地の名物つくしの夕食でした。
九州に比べるとどうしても塩味が濃い感じがしましたが、全部平らげました!
母が生の刺身が苦手でクリームなどが大好きというのも初めて知りました。母の好き嫌いをそういえば聞いたことがなかったなぁ・・・
ホテルのロビー
ホテルのロビーは従業員で飾り付けたという「こいのぼり飾り」が圧巻でした。ホテルの支配人がこいのぼり飾りを熱く語ったり、写真を撮ってくれたりしてくれました。私たちの反応がよかったからかな?





夕食後は大浴場で今日の疲れを流して
早々にお休みです。と思ったら「お菓子食べん?」と妹(汗) (@_@;)
ホテルの部屋
4人で申し込んでいたので4人部屋でした。入口は一つですが、中は2部屋に分かれていて、2人づつ別れて寝れるようにしてありました。もしかしたらいびきが迷惑になあるかもと思っていたのでホッとしました。



私たちの4人部屋はホテルの玄関の上の部屋だったようで、駐車場が目の前にありました。
朝、青空がのぞいて太陽が差し込んでいたのは、気分を前向きにしてくれてありがたいことでした。
朝食
昨夜と同じ場所でバイキング方式での朝ごはんでした。
まあ普通かな( ^ω^)・・・

朝7時50分にはホテルを出発して、この旅一番の楽しみにしていた立山黒部アルペンルートに行きます。

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