岡垣サンリーアイ文化講座のレッスンが、今年最後のレッスンでした。
皆さんの作品はどこまで仕上がってきたでしょう?
Mさん

毎回お手持ちの素材を持ってこられます。今回の素材も面白い素材で、最初から色が塗ってあるものでした。
ガーデニンググッズが描きたいとの要望で、自身でこんな感じで描きたいと文字を印刷してこられました。
ボードに文字をいきなり描くのは面白くないので、紙を貼ったようにしてここに文字を描いていただくことにしました。
ちょっとだけめくれているような所も作っていただきました。
ここのシェイドの仕上がりが納得できないようで、家でもう一度修正してくるとのこと!
納得できるまでやってみる!とても大事なことですね。
Tさん

ワインテーブルの天板に絵を描いています。
前回レース模様のバックに仕上げたので、今日から中の花を描いていきます。
早速カタクリの花ができました。カタクリの花を見たことがないということで、携帯で画像を調べて色を確認してもらいました。
図案は同じですが、色はお好みで描いていただいている作品です。デザインなので、花の色はお好みにしています。
Tさんはどんな作品に仕上げていくのかな?
楽しみですね。
Kさん

ホワイト1色でサイドロードして描く巻き薔薇の作品を描いています。
過去にかなりの数の薔薇を描いてきたはずですが、すっかり描き方を忘れてしまったようで、初心者に戻って描いてもらっています。
淡色のサイドロードで描くバラは意外に難しいものですね。
次回シェイドの色を乗せたらぐっと素敵なバラに仕上がります。
あと一息頑張りましょう。
Tさん
完成作品

ブルーのバックにピンクの薔薇を描きました。
あっという間に作品を仕上げるTさんです。
何となく物足りない感じだったので、白い小花を入れてもらい、ボードの縁もブルーのままではなく、上から白を塗っていただきました。
いつの本に載っていた作品なのか?誰の作品なのか?わかりませんし見本もない作品なので、葉?つる?スクロール模様?(??)の私です。
とはいえご本人はご満足の様子ですので、これでOK!ということです!!完成!!!
誰かの図案を切り取って作る時の注意点

次の作品も、もう準備してこられていました。
ただ、図案が見つからなかったそうで、本に載っている写真で図案を作ったとのこと。
なんだかいびつな図案でしたが、もう転写も終わっていたので、このまま葉っぱの塗り分けに入りました。葉の色も見本とは全く違う色。
写真は真上から撮影したものでない場合は、図案として使うのはいびつになりますよね。
今回持ってこられた素材は小さい箱です。見本は大きなウエディングボードで、バラの葉やアイビーの葉があり、グレデーションがとても柔らかな作品です。
Tさんの図案は一部を切り取ったもので、色やイメージは全く違う作品です。
Tさんが切り取った図案は、薔薇の中にアイビーの葉が一つだけで、脈絡のない図案になっていました。
自分で図案を変えて(切り取って)使う時は、ちゃんとまとまりのあるように作るようにしましょう。アイビーの葉を入れたい時は少なくとも2~3は同じような葉を入れないとまとまりません。また、薔薇の葉とアイビーの葉の大きさもどちらがメインなのか?考えて作ることが大事です。
何事も「ただ○○をする」のではなく、「自分はどうしたいのか?」「どんな感じに仕上げたいのか?(はっきりと元気良い感じ?ふんわりとした感じ?シックな感じ?など)」を考えて色選びもしましょう。
作家は全体で一つの絵を完成させています。絵の一部分を切り取ったもので、まとまった作品を望むのは難しいと思った方がいいと思います。一部の図案を使ったら、他は自分でしっかり考えて、何を表現したいのかわかる図案に作り直すようにしましょう。


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