岡垣サンリーアイ文化講座レッスン

トールペイント

雨が降らない日が長く続いている福岡です。同じ福岡でもかなり降っている所もあるようですが、私の住んでいる所はパラリとも降りません。

さて今日は久しぶりに4人揃ってのレッスンでした。どこまで進んだかな?

Kさん

1か月ぶりに来られました。

トーマスキンケイドの風景画のカレンダーを見ながら、今日は水を描いていただきました。

水はその流れが一番重要で、どこからどこに流れていて、滝のようになっている所と穏やかなところ、水が溜まっている所などをよく考えていきます。

まずは大まかな流れのラインをチャコペンで書いてから色を入れていきました。

雰囲気が出てきたのではないでしょうか?

Mさん

白井里美先生デザインをプレートにアレンジして描いています。

アイビーの葉脈ラインがとても細くきれいに入ってます。家で何度も書き直して描いてきたということです。

ライナーを使う時はインクくらいの濃度にして、水気だけをペーパータオルで少し落として描いたらうまくいきますね。

ライナーの筆先が曲がっているときは、どの方向で描くのが一番書きやすいとか、細くなるとかよく見極めて使いこなすと自分の思ったラインが描けますね。

また、水気を取ったら線がかすれるという時は、最初の濃度がインク(くらいの濃度)より濃い濃度になっていることが多いようです。

Tさん

撮影しそびれました(汗)

今日から新しい作品に入りました。

「コピーをお店の方にお願いしたらこんなにたくさんになりました!」とコピー用紙が何枚も!!

描きたい図案はそのページの一部分だったのですが、お店の方はページ全体と思っていたのでしょうね。意思疎通ができてなくて、200パーセントにとお願いしたのに165パーセントにされていたり、欲しい箇所がコピーされてなかったり…だったようです。

こういう時は、最初に自分の希望の図案だけの原本を切り抜いておくか、そこだけとわかるように他を畳んでおくか、マジックで囲んでおくかして、それを○○パーセントにと伝えた方が確実です。

最近自分の伝えたいことが、主語が足りなかったりで上手く伝えられないことが多々あります。よく話を聞くことも年を取ると同時に困難になる方も多いように思えます。

伝えることも自分の説明が悪い場合もありますので、相手によく伝わるように話す訓練も必要ですね。上手く伝えられないことが私自身多くて、最近話すことがとても億劫になっています。ちょうどいいくらいかもしれませんけど・・・

Tさん

こちらも撮影しそびれました(汗)

かわいいトレーが完成し、次の作品の図案を作るまでをしました。

次の作品はリースです。リースなど円形のものは板目を縦にするか横にするかを決めてから、図案と素材の合致店を必ずマークしておくことをお勧めします。

リースの輪郭が波になっていたりするものは、図案を作った後にどこに合わせて図案を作ったのかわからなくなる場合がとても多いです。

図案作りも段取り良くして無駄な作業がないようにしていきましょう。

図案の拡大縮小の計算の仕方

図案の拡大縮小を計算するのがわからない方が多いので、改めてこちらに記しておきますね。

トールペイントの素材は廃盤も多くなり、半円の図案を長方形に描くことになったり、小さな図案を大きな素材に描いたり逆もあったりしますね。

ます、縦横比が合わないときは、より重要な図案は横方向なのか縦方向なのかを決めてから計算します。

例えば山の風景画の場合、山の高さが重要であれば縦のサイズを基準に考え、山の広がりが重要であるなら横のサイズを基準に考えるということです。

元の図案のサイズ:これから描く素材のサイズ=1:X

X=これから描く素材の大きさ÷元の図案のサイズ(×100 で パーセント)として求められます。

これで拡大(縮小)した図案で、高さに合わせたら横の図案が足りないとなったときは、図案の線を延長してつくります。

また横に合わせたら縦の図案が足りないとなったときは、上下のどちらかを広くするとか、空間が空きすぎる時は文字を入れるとか何らかの方法をとるしかありません。

難しい時は見本と全く同じ素材を使うのが一番です。

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