いよいよ徳島観光の日です。徳島観光と言えば、鳴門の渦潮と大塚美術館しか思い浮かばない。この2つの観光地は人によって感想が大きく違う。初めて見る自分はどう感じるのかなぁ?
道の駅ししくい 徳島県海部郡海陽町
昨夜はザッバーンと激しく繰り返す波の音がとても大きくてびっくりしました。そのうえ夜中?早朝?トラックのアイドリングの音が大きくて、5時には目が覚めてしまいました。昨日も17,494歩歩いていたので深く眠ったようで寝不足な感じはありませんが。
駐車場があまり広くないこともあり、道の駅の車中泊の車もそれなりに停まっていました。トイレは着替えるだけの個室もあって明るくてきれいでした。夏はサーファーの人が多いのかな?砂を落として使うようにとの張り紙がありました。




昨夜スーパーで買っていた調理パンで朝ごはんを済ませ、6時過ぎには道の駅を後にしました。
昨夜入ったリビエラホテルは、道の駅すぐ隣の立派な洋風の建物でした。この2階が温泉になっている所です。

昨日こちらのガソリンスタンドでガソリン満タンにしました。
朝が早くて今は閉まっています。
この向かい側は海が広がっています。
今日の予定は結構タイトです。さあ目一杯楽しみましょう!


道の駅公方の郷なかがわ 徳島県阿南市
7時26分着。こちらも車中泊の車がちらほら。
10分ほど休憩して出発!
これから大塚美術館に向かいます。



四国は高速道路の無料区間が多くて本当に便利です。
信号もないし人もいないのでスムーズに目的地に向かえます。

道路標識が「高知松山」「鳴門神戸」と見慣れないものばかり!ここまで来ると神戸も近いのかとなんか不思議な感じですが、地図を見るとなるほどその通りです。当たり前か(笑)
吉野川を渡ると、ここが四国の地図の東側の切れ込み部分!あの二等辺三角地帯の底辺になる所。川幅も広いけど、それ以上に広い中央構造線の幅に驚き!!




車窓から大鳴門橋が見えました。
四国と淡路島を結ぶ橋です。この橋を渡って、淡路島の北から明石海峡大橋を渡ったら神戸ですよね。四国と関西はめっちゃ近い関係なんですねぇ
いつか淡路島にも行ってみたいなぁ・・・
大塚国際美術館その1 徳島県鳴門市

美術館に一番近い駐車場(無料)に車を停めて歩いていきました。*舗装はされていない
美術館の駐車場はいくつかあって、バスで送迎してくれるようで、ほとんどの方はそちらを利用されているみたいです。
近場の駐車場からは坂道を少し上りますが、大した距離でもなく歩いて数分で美術館に着きました。
大塚美術館には8時45分に着きました。
9時半オープンなのでしばらく待ちました。
夫は昼ごろに渦潮を見る予定の《うずしお汽船》の場所まで歩いてどのくらいかかるか、下見に出かけ、私は待合室でまったり過ごしました。
美術館の入場券はオンラインチケットで購入していたので、スマホをかざすだけで入場できるようになっていました。大人1人3160円(当日券は3300円)
美術館前は《潮騒荘》という大塚製薬の保養所が、堂々と誇らしげに建っていました。


歴史的建造物?と見まがうほど立派です!
いよいよ入館!
入口を通ったら長さ41メートルもある長いエスカレーターで登ります。
フロアマップを見ると、上に登って行きながら作品を見ていくようです。
エスカレーターの両脇の壁には何も展示されてなくて、かえってどんなところかな?とワクワクさせられます。




最初に目に入るのがこの大聖堂?と思えるほどの高い天井&天井画。圧倒される大きさです。
ただ少し曇った(白んだような)感じがしたのは陶板だからなのかな?
フロアは矢印が順路を教えてくれるようになっていて、B3は古代から中世、B2はルネサンスやバロックといった具合に時代を追って展示されていました。



どの展示もとにかく天井が高くて大きな作品で、この建物そのものにも驚くばかりです。






レンブラントの夜警は実物を見たことがあるので、ちょっと受ける印象が違うような気がしました。
やはり陶板なので、テクスチャーがないせいか、平板に見えるかな?特に服の装飾や金属の装飾の質感が違うなぁと思いました。
実物はもっときらびやかで艶やテカリがあります。




モネの《大睡蓮》は円形の壁に再現されていました。

昼前、鳴門の渦潮の潮の流れがいい時間帯ということで、一旦美術館を出て鳴門の渦潮を見に行くことにしました。
受付で申し出ると《再入館》のチケットをすぐに発行してくれました。

鳴門の渦潮 徳島県鳴門市
大塚美術館から歩いて10分もかからないところにある《うずしお汽船》乗り場に11半前に行き12時のチケットを購入。出航10分前まで購入できるようです。(満席でなければ)
30分ごとに出航で30分前にならないとチケットの購入ができません。予約も無しなのでちょっと早めに行きました。大人1人1600円


こちらのHPで《潮見表ワクワク度》を確認していくといいですよ!
待合室の2階は渦潮の写真の展示が並べられていました。大きな渦潮が見られるかなぁ…



定刻12時に出港。思ったより小さめの船です。船酔いするのでちょっと緊張です。
出航し「少しスピードを上げます」の放送と共にいきなりハイスピード!!飛ぶように走ります!!


あっという間に大鳴門橋の真下に来ました。小型の船なので、渦潮の中に入って迫力満点です!!
大きな船の観光船は渦潮を遠巻きにしているだけで、渦には入れないみたいです。絶対こっちの方が面白いと思いました。




船酔いする暇もなく、ただ興奮して同船した子供と一緒に「ほらぁあそこ!!こっちも!!」と叫びまわっていました(笑)次々に沸き立つように海水面が膨れ上がったかと思うと渦があっちにこっちに出現します。すごいエネルギーです。
今日は大潮で13時50分が干潮。この前後2時間ぐらいが見頃なので、抜群にいい時間に見られたわけです。夫が準備万端調べていたので、美術館を途中で抜けたのはこういう理由からでした。Thank You!!


大鳴門橋からも渦潮が眺められるそうですが、水しぶきを浴びながら潮風に吹かれて渦潮を見る方がずっと面白いと思います。高所恐怖症の私は高い所から見下ろすのは苦手なので無理ですが(汗)


大塚国際美術館その2
渦潮の興奮冷めやらず、再び見残していたところを見て回るため美術館に戻って来ました。
1階部分の現代アートにはアンディーウォーホールなどの作品が展示されていました。



だまし絵風の作品は、私たちが描いている絵と通じるものがありました。
やっぱりモチーフの質感と光と影?

1階は庭園になっていて、芝生が気持ちいい空間になっていました。レストランもやっているようでした。



大塚国際美術館の陶板名画は2000年たっても色あせないと言われています。その技術は素晴らしいものでした。
世界の名画の著作権や所有者への許諾取得など大変な労力の必要なものをこれだけ集め展示するとは驚くばかりです。
経年劣化が防がれない紙やキャンバスに描かれた作品を原寸大に再現保存することは、文化財の保存にもかなり役立つことかもしれません。
陶板ゆえの平坦な感じと質感のなさは気になる所ではありましたが、これだけの名作を一度に見られるのは素晴らしいことです。じっくり見ていたら1日では見て回れないほどの美術館でした。展示してあるこの美術館の建物にもちょっと感動しました。
気づけば午後1時を回っていました。これから移動します。
橋の上から大きな「ポカリスエット」「オロナミンC」 が見えました!
徳島は《大塚》の天下!!

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